巨大キノコと最適停止問題

巨大キノコを待ち過ぎて,ふつうのキノコすら入れなかった経験はないですか?

月末はなんと4日間,「巨大な爽やかなキノコ」が発生します.
8/28(金)〜8/31(月)の期間です.

最後の追い込みをかけたいピクミン・プレイヤーにとっては,本当にありがたい話ですね.

1日3回まで挑めるキノコ討伐.
巨大を待てど待てど現れず,気づけば夜. 
結局「ふつうの爽やかなキノコ」にすら入れず,仕方なく適当な色のキノコへ向かう…….

そんな経験,みなさんもないでしょうか.
negiは結構あります(笑)

特に午前中なんかは「ふつうの爽やか」をスルーしがちです.
狙いはもう,完全に巨大一本.

とはいえ欲張りすぎて粘ると,夜がきて「ふつうの爽やか」すら行けなくなる.
かといって早々に無難な「ふつうの爽やか」を3つ済ませてしまえば,今度は夜になって巨大祭りが始まり,地団駄を踏むこともあります.

このジレンマにぶつかるたび,negiはある数学者のことを思い出します.

東京理科大学教授(現在は栄誉教授)の秋山仁(あきやま じん)先生です.

長髪バンダナを巻いた独特の風貌で,NHKなどのテレビ番組にもたびたび登場されていたので,ご存じの方も多いかもしれません.

秋山先生が著書や講演などで紹介されていたのが「最適停止問題」
別名,「引き際の数学」です.

かつて鳩山由紀夫元総理が,スタンフォード大学の博士論文で扱っていたテーマとも関連があります.

n人のお見合い相手と順番に会い,その場で交際するか断るかを決めなければならない(一度断ったら二度と戻れない)とします.

このとき,最初の約37%(正確には1/e)の相手は「市場調査」として一律で断り,それ以降に現れた「それまでで最高の人」を選べば,全体の中で最高ランクの相手を選べる確率が最も高くなる――というものです.

eというのはネイピア数と呼ばれるもので,e=2.71828…と無限に続く無理数です.
数学において,特に重要とされる定数のひとつです.

その逆数を計算すると1/e=0.367879…,つまり約37%となります.
最適停止問題を解く上で,決定的な意味を持つマジックナンバーです.

何ごとも,いきなり飛びついてはいけない.
最初はあせらず,様子見に徹するのが肝心ということでしょうか.

そのノリでいくと,巨大が出る日のキノコ討伐も,いきなりふつうに入ってはいけません.
1日に自分が出会うキノコの約37%くらいまでは,様子見で巨大を待つ戦略がベターということになります.

もちろん場面設定が違うので,完全に同じモデルで語ることはできません.
ですが,「焦って飛びつかず,まずは様子見.ただし待ち過ぎても後悔するので,適度なところで見切りをつける」という姿勢こそが,人生でもゲームでも正解な気がします.

秋山先生は,数学の魅力を分かりやすく伝える活動に情熱を注がれた方でした.
negiは仕事の関係で,直接お会いしたことがありますが,話を聞いていると数学への愛が伝わってきます.

東京理科大学内に「数学体験館」を設立し,館長に就任. 
実際に目で見て,手で触れて,定理を導き出せるユニークな教材の数々を,数多く展示してくださいました.

negiの子供たちが小学生の頃,この数学体験館によく連れて行ったものです.
靖国神社と科学技術館,そして数学体験館をセットで回るのが定番コースでした.

この3カ所は同じエリアにあり,徒歩で無理なく回れます.
というか,普段から1日8kmのウォーキングをしていると,都内の大抵の場所は徒歩圏内に思えてきます(笑)

実際,山手線の東西の幅は約6〜7kmしかありません.
縦に長い米粒のような形をしているので,南北には10km以上ありますが,東西は思いのほか狭いです.

今は愛知県に暮らしているため,なかなか都内を歩く機会はありません.
それでも,老後は東京の下町を日がな一日散歩して回るのが,negiの密かな楽しみです.

ありがとう,秋山仁先生!
巨大キノコで,最適停止問題を思い出したよ.

■本日の記録
・イオンモール –
・ – コース × – 周
 (所要時間: – 時間 – 分 – 秒)
・7,645歩
 (イオンウォーキング含む1日の合計)
・ピクミンブルーム進捗
 Lv104 累計歩数:12,363,888歩