オールド丙午は楽しんだ『踊る大捜査線 N.E.W. 』,ニュー丙午は楽しめるか?

映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』を観てきました.

最近のnegiは,「世の中で流行っているものはとりあえず知っておこう」という路線です.
それで,まったく縁のなかった『ちいかわ』にも手を広げてみました.

ただ今回は,未知の分野の開拓ではありません.
よく知っている『踊る〜』シリーズの最新作です.
テレビドラマも映画も,過去作はすべて観てきました.

主役の織田裕二さんは1967年生まれの58歳.
我々丙午世代の1つ下にあたります.

彼が出演する作品それぞれが,自分たちの人生の節目と重なり,思い出になっています.

14年ぶりに青島俊作としてスクリーンに戻ってきた織田裕二.
体力の衰えをのぞかせながらも,メトロポリス・東京を駆け回ります.

織田さんとほぼ同い年のわれわれ丙午生まれは,「織田裕二が年を取った=自分も同じだけ年を取った」と実感させられるのです.

物語は序盤から,「あれ,このパターン前にも見たな」と思わせる展開.
過去作のセルフオマージュが随所にちりばめられています.

相変わらずのドタバタコメディも,さらに過剰になってきました.
それでも,negiを含めたオールドファンは素直に笑ってしまいます.

長年シリーズを見てきたファンにとって,旧湾岸署メンバーの再集結や小ネタは,思わずニヤリとする瞬間です.

聞き慣れた音楽も心地よいです.
最後に流れた「Love Somebody」を聴きながら,感慨に浸りました.

同窓会ムービーとしては最高ではないでしょうか.
実際,とても面白かったです.

昨日封切られたばかりで,2日目の今日土曜日は,5連休(シルバーウィーク)の初日にあたります.
さぞ混み合うだろうと,予想していました.

が,そうでもありません.

画像の右側は,11:10の『踊る』の座席表.
空席が目立ちます.というより,ガラガラです.

左側は,同じ映画館の11:20の『ちいかわ』の座席表.
サイズが倍近い広い部屋なのに,満員です.

『踊る』は封切り2日目
『ちいかわ』は封切り2ヶ月目

それなのに,封切り直後の『踊る』に1番スクリーンが与えられていないとは💦

空いていたおかげで中央ど真ん中で観られたのはありがたいのですが,何だか少し寂しい気もします.
だって,あの『踊る』シリーズの続編ですよ.

映画が終わって立ち上がる他のお客さんたちは,同世代が多そうな印象でした.

きっとnegiと同じように,かつて『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を観て,ドキドキハラハラした経験のある人たちでしょう.

2003年に公開されたこの映画が打ち立てた興行収入173.5億円という記録.
公開後およそ22年間,「日本の実写映画(邦画)」における歴代最高興行収入1位を保持し続けていました.

絶対に破られないのではないかと思われていた記録ですが,2025年6月に封切られた映画『国宝』が,公開から半年近くをかけてこの数字を塗り替えました.
negiも映画館で観ましたが,素晴らしい作品でした.

さて,新作『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』ですが,タイトルに「N.E.W.」と入ってはいるものの,少なくともnegiの目には「新しい」とは映りませんでした.

このシリーズを観て育った世代が,過去を懐かしんで楽しむ分には,大きな需要があると思います.

negiも子育ての記憶と結びついていて,子供たちを車に乗せてレインボーブリッジを渡り,お台場へ向かったのを思い出します.
科学未来館にも,よく連れて行きました.

私たち1966年の丙午世代には,「自分たちと一緒に年を取った『踊る』」として受け入れられるでしょう.
しかし,2026年の丙午世代がこれを観たとき,刺さるかどうかは微妙なところです.

物語を構成する仕掛けの数々が,「過去を知る人にはファンサービス,知らない人には内輪ネタ」になってしまわないか,少し心配になります.

さらなる続編もありそうな感じでしたが,観たい気持ちと怖い気持ちが半々です.

怖いというのは,あれだけの輝かしいブームを起こした『踊る』シリーズが,晩節を汚さないかという恐れです.

大好きな作品だからこそ,つい心配になってしまうのです.
封切り2日目の今日,客席の入りを少し寂しく感じながら,この作品の行く末を案じています.

今年生まれた0歳児は,まだ映画を理解できません.
ですが,あと10年もすれば,映画館にも足を運ぶようになるでしょう.

その時,ニュー丙午(2026)世代が観て面白いと思える実写邦画とは,どんな作品なのでしょうか.
オールド丙午(1966)世代も孫と一緒に楽しめる実写邦画とは,どんなジャンルなのでしょう.

「映画館で観るべき」体感型エンタメとしての映像美も,きっと重要な要素になります.
その意味では,映画『国宝』はすごかったと思います.

「3時間(2時間55分)という長尺」かつ「歌舞伎」というニッチに見える題材で,まさか日本記録を更新するとは,誰が予測できたでしょうか.

邦画にも,まだまだ可能性はありそうです.
どちらの丙午も楽しめるような極上のエンターテイメントを,映画作りを手がける方々に期待したいと思います.

『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』を観終わったあと,ふとトップガンの続編『マーベリック』を思い出しました.

大人気映画の続編でオールドファンを満足させるとは,こういうことなのだな,と.
共通する部分が多くありました.

同時に,新規顧客の開拓とは,ある程度トレードオフになってしまうのかな,という気持ちにもなりました.

これから,じいさんばあさんばかりになっていく,高齢化まっしぐらの日本.
お金をある程度もっているじじばばの娯楽として『踊る』をとらえるなら,そりゃあもう,とことんやってください.

negiは応援します.観に行きます.

無理に若い層を取り込まなくて結構です.
ニュー丙午(2026)世代である孫とは,『ちいかわ』を観に行きますから(笑)

役者も観客もみんなじじばばだけで,楽しく盛り上がりましょう.
そういえば,スリーアミーゴスのお三方が健在だったのは嬉しかったですね.
合計246歳の大ベテラントリオです.

来年還暦を迎える織田さん.
よぼよぼになるまで青島俊作を演じていただけたら,ファンとしては本望です.

ありがとう,『踊る大捜査線 N.E.W. 』! 
オールド丙午には刺さりまくりだよ.

■本日の記録
・イオンモール東浦
・1,132mコース × 3周
 (所要時間:41分36秒)
・11,519歩
 (イオンウォーキング含む1日の合計)
・ピクミンブルーム進捗
 Lv104 累計歩数:12,581,498歩