
5日間続いたお休みも,今日でとうとう最終日.
シルバーウィークの締めくくりに,お昼ごろイオンモール東浦へと足を向けました.
一昨日に夜の写真を撮った交差点に差し掛かり,ほぼ同じアングルでスマホを構えてみます.
夜と昼とでは,表情が全く違って見えますね.
夜にはまったく気にならなかった「電線」が,昼間の今日は,メチャクチャ存在感を放ち始めたのです.
交差点に近づくまでは,「ピンクの看板は暗闇にも映えるけど,青空と白い雲の前でも見事に映えるなぁ」なんて,今日のブログの文章を頭の中で組み立てていました.
ところが,青空だ白い雲だと言う前に,空を縦横無尽に切る電線が主張しすぎています(笑)
べつに,昼間ここを通るのが初めてというわけではありません.
むしろ何度も何度も通ってきた,見慣れたルートのはずです.
「なんで今まで気づかなかったんだろう?」
自分でも不思議でした.
教育学の分野に,「変異理論(Variation Theory)」という考え方があります.
学習とは,ものごとの「違い」に気づき,その違いを捉えられるようになることだ,とする学習理論です.
人間は,一つのものだけをずっと見ていても,その特徴に気づきにくい生き物です.
例えば,赤いリンゴだけを100個見せて「これが赤いリンゴ🍎だよ」と教えるより,赤いリンゴ,青いリンゴ,黄色いリンゴといろいろ見せたほうが,「色」という属性の存在に気づきやすくなります.
さらに,赤いリンゴ,赤いボール,赤い車と見せていけば,今度は「赤い」という共通の属性にも気づきやすくなるわけです.
つまり,変わらないもの(invariance)を認識するためには,変わるもの(variation)の存在が欠かせない,という考え方です.
同じ場所,同じ交差点で,いつも昼の景色しか見ていなければ,電線の存在は意識に上がってきません.
「昼」という属性を「夜」に変え,そして再び「昼」に戻したことで,電線の存在がくっきりと浮かび上がってきた,というわけです.
還暦を迎えてから,ふと心配になることがあります.
日常に慣れきって,変化のない毎日を送っていると,感覚が鈍くなり,頭も体も衰えてしまうのではないか,と.
なんというか,あらゆることに鈍感になって,反応そのものが乏しくなっていく気がして,漠然とした不安に駆られるんです.
やっぱり,「変化」って必要!
人間は,変わらないものにはどうしても気づきにくい生き物です.
毎日家族がいる.
毎日電気がつく.
毎日蛇口から水が出る.
毎日スマホが使える.
毎日歩ける.
これらは,変化がないからこそ,意識に上がってこないのです.
ところが,ひとたび変化すると,「あれ? これって,ものすごくありがたいことだったんじゃないか」と気づかされます.
「失って初めて,その大切さに気づく」という昔からの教訓も,変異理論の考え方で説明できる気がしてきました.
変わらない毎日の中では気づけなかったものを,「変化」がそっと教えてくれるのです.
丙午同士のみなさん,
60歳からの人生は,お互い「変化」を怖がらずに,むしろ「変化」を楽しむ方向で過ごしていきたいですね.
そのほうが,きっと長生きできそうな気がしませんか?
少し話が大きくなってしまいましたが,昼と夜のイオン前の交差点を見比べて,ふと感じたことでした.
ありがとう,昼のイオンと夜のイオン!
暗闇に溶けて消えてくれたおかげで,電線の存在に気づけたよ.
■本日の記録
・イオンモール東浦
・1,132mコース × 3周
(所要時間:40分37秒)
・11,120歩
(イオンウォーキング含む1日の合計)
・ピクミンブルーム進捗
Lv104 累計歩数:12,622,934歩
