還暦60歳,男性,知識ゼロ,初めて「映画ちいかわ」を観る

わけあって,ちいかわの映画を2回観てきました.
以下では映画の内容に少し触れますので,その点,ご承知おきください.

公開2日目の土曜日に109シネマズ明和(イオンモール明和)で,そして今日はTOHOシネマズ東浦(イオンモール東浦)で鑑賞してきました.

入場者特典で,ミニフィギュアをいただきました.
明和ではシーサーみたいなの,東浦ではカニのハサミの耳(?)をしたピンク色のが出ました.

全部で8種類ある中から,ランダムで1つ入っているようです.
正直,ちいかわ以外のキャラは全然わかりません.

さて,60歳,男,子育てはとうに終了.
ちいかわの知識はゼロでした.
小さい子どもがいれば話は別ですが,そうでない今のnegiには,正直あまり縁のない作品です.

もともとnegiは,世間で大ヒットしているものから距離を置くタイプです. 
みんなが大騒ぎしていると,つい無関心を装ってしまう天邪鬼な性格でした.

しかし還暦を機に,色々なことへ興味を持とうと方針を変えました.
これだけ世間で話題になるにはきっと理由がある,それなら自分の目で確かめて,1次情報として知っておきたい.そう考えました.

半年前には,同じような気持ちで鬼滅デビューも果たしました.
「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」を観に,映画館まで足を運んだのでした.

「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」も,先週金曜日の公開初日からニュースになっていました.
東京・池袋の映画館では1日の上映回数が41回にものぼり,連日満席だったとか.

negiはちょうど神宮(伊勢神宮)の川曳(かわびき)見学へ向かう予定があったので,三重県内の劇場で観ることにしたのです.

「何これ,子ども向けのカワイイ,楽しい映画じゃなかったの?」

予備知識はゼロ.
原作漫画もテレビアニメも見たことがありませんでした.

二頭身のかわいい動物のようなキャラクターが出てくる,子どもが喜ぶ作品.
それがnegiの持っていたイメージです.

そんな還暦男が「映画ちいかわ」を観た感想は,思いのほかシュール深く,そしてダークな作品だ,というものでした.

正直,単純でわかりやすい,アハハと笑える娯楽映画を思い描いていました.
そこへ,あの闇の深いストーリーです.

今日,2度目を観て,その深さをあらためて確認しました.
これは,気軽に小さい子どもを連れて行って,「ああ楽しかったね」で済む作品ではないのではないでしょうか.

もし今,negiに保育園くらいの子どもがいたとします.
映画を見終わった我が子に「ねえ,結局だれが悪かったの?」と聞かれたら,きっと返答に困ってしまうでしょう.

表情豊かでコミカルに描かれる人魚を撲殺し,解体し,そして食べる
その島民たちに「正義」はあったのでしょうか.

された側のセイレーンが報復に出るのは「悪」なのか.
これを保育園児に説明するのは,なかなか難しい気がします.

少し話がそれます.
数年前,ガンダムの映画を観ました.
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」です.

作品中,アムロが丸腰のジオン兵をガンダムで踏み潰して殺す場面がありました.
戦争とはいえ,モビルスーツを倒すのと,生身の人間を機械で潰して殺すのとでは,観る側にとって受け止め方がまるで違います.

昭和のテレビアニメのエピソードを,最新技術で映像化した作品です.
ビジュアルは素晴らしかったのですが,あのワンシーンが心に引っかかり,どんよりした気分で帰路についたのを覚えています.

「映画ちいかわ」でも,あの時と同じような後味の悪さが残りました.
特に,まったく無防備な状態で「楽しいカワイイ映画」だと信じて出かけた1回目は,なおさらそうでした.

それから自分なりに解釈を重ねて,2度目の鑑賞.
原作者ナガノ氏の込めた深い思いを,多少なりとも汲み取ることができました.

映画に何を求めるかは人それぞれです.
ただ,「流行っているから,子どもと一緒に楽しい映画でも観に行こうか」という軽い気持ちで出かけると,思いがけない展開に驚くかもしれません.

SNSでも「観終わったあと,無口になって劇場をあとにする親子連れが多かった」という声を散見します.
ただ,そうした(negiのこの発信も含めた)2次情報に惑わされず,ご自身で体験して得た1次情報をもとに,判断されるのがよいかと思います.

鬼滅の刃のときも感じましたが,自分とは馴染みの薄いジャンルに飛び込んでみること.
それこそが,還暦を迎えたこれからの人生に必要なスパイスなのかもしれません.

新しい刺激や驚きが,これからの60代の暮らしに豊かな彩りを添えてくれる気がします.

丙午同志のみなさん.
元気に過ごしていれば,これからも心揺さぶられる斬新な作品にたくさん出会えます.
お互い好奇心のアンテナを広げて,面白がって生きていきましょう.

ありがとう,映画ちいかわ!
あんなにシュールな作品だとは知らなかったよ.

■本日の記録
・イオンモール東浦
・1,132mコース × 7周
 (所要時間:1時間21分47秒)
・15,340歩
 (イオンウォーキング含む1日の合計)
・ピクミンブルーム進捗
 Lv103 累計歩数:11,938,896歩