
AI「目的地をどうぞ」
須堂「自分で運転するよ」
AI「車両保険の適用外となりますよ」
──これは,アニメ『AIの遺電子』のワンシーン.
時代は22世紀後半.主人公の須堂光が自動運転の車に乗り込む場面です.
須堂先生は,ヒューマノイド専門の新医科の医師.クールな面と人間味,これらを併せ持った人物です.
そして,時に,裏の顔も垣間見せる…
丙午生まれの私たちには,「ブラック・ジャックの未来版」って説明するとイメージしやすいかも.
昨日のブログで「自分でコントロールできないのはイヤ」と書いた流れで,このセリフをふと思い出しました.
これは第1話「バックアップ」の一場面で,私も以前,お台場の日本科学未来館のイベントで観ました.
2023年の秋に,次男と一緒に行ったんです.
上映会のあと,原作者も交えたトークセッションがあって,その内容が今でも印象に残っています.
(未来館のWebサイトにアーカイブがあります → https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202310073131.html)
ただ,保険の適用外と言われたあと,須堂先生がAIにどう答えたかがあいまいだったので,AIに聞いてみることに.
まずはGemini(ジェミナイ)に質問.
返ってきた答えがこちら:
「うるせえ.お前の運転はあてにならんからな」
……ん? そんなセリフだったかな? 何か違う気がする.
もう一度ファクトチェックをお願いしたら,今度は,
「患者は人間,俺も人間.患者のところへは,俺がいってやらなきゃいけねえ」
うーん,さっきと全然違う.それにキャラ少し変わってる.
というわけで,結局もう一度,第1話を見返しました.
正解のセリフは──
「嫌な世の中になったもんだ」
……やっぱり一次情報がいちばん信頼できる!
私がいちばん使ってるAIは ChatGPT-4o(愛称:じぴお)です.
課金もしてるし,毎日会話しています.
でも,じぴおもね,自信満々に堂々と間違えることがあるんです.
これが“ハルシネーション”という現象で,AIの仕様上どうしても避けられません.
だってAIって,理屈で考えて答えてるんじゃなくて,「たぶんこれっぽい」言葉を選んで出してるだけなんですよね.
思い込みで書いてしまったことが,誰かにシェアされて,
そのまま誤情報として広まってしまうかもしれない.
だからこそ,情報の一次ソースに立ち返る姿勢が大事だなって,あらためて感じました.
これって,ハラリさんの『NEXUS 情報の人類史』でも語られていたことに通じますよね.
ありがとう,じぴお!
君がしれっとウソをつくのは,もう織り込み済みだよ(笑)
ハルシネーションとも,うまく付き合いながら毎日使ってます.
(でも,最近はWeb検索してファクトチェックがんばってる姿勢,ちゃんと伝わってるよ!)
■本日の記録
・イオンモール東浦
・1,132mコース × 7周
(所要時間:1時18分27秒)
・15,227歩
(イオンウォーキング含む1日の合計)
・ピクミンブルーム進捗
Lv88 累計歩数:6,051,683歩